自分を知り、世界を広げる~北海道高等聾学校~

先日、北海道高等聾学校の自立活動の時間にて、
「自分を知り、世界を広げる」をテーマにオンライン講演を行いました。

今回の対象は高校2年生。
進路や将来を少しずつ意識し始める時期でもあり、
講演では、私自身の高校時代を振り返りながら、

・自分が見ている世界が限られていたこと
・自分の聴覚障害を十分に理解できていなかったこと

など、当時の率直な思いを共有しました。

また、社会に出てから、
「自分を知ること」
「自分に情報が伝わりやすい方法を、相手に伝えること」
が、他者との関わりにおいてとても大切だと気づいたことについてもお話ししました。

聞こえる・聞こえないに関わらず、
社会の中で、人と人との出会いにおいて「相手が自分の性格・特性を前提にしていない」場面では、
ことばによるコミュニケーションによって相互理解を深めていくことが求められます。
しかし、ここでいう「ことば」は、
きこえない人にとっての「ことば」ときこえる人にとっての「ことば」を、
同様に捉えてよいのか、再確認が必要だ思います。

講演の最後には、次のようなことを伝えました。

・自分の世界を広げる方法を身につけてほしい
・聞こえないから無理だと思わないでほしい
・自分を語る言葉を増やしてほしい

生徒のみなさんが、静かに考えながら聞いてくれている様子がとても印象的でした。
今回の講演が、生徒一人ひとりにとって自分を振り返るきっかけや、世界を少し広げてみようと思えるきっかけになっていたら、うれしく思います。
このような貴重な機会をいただいた学校関係者のみなさまに、心より感謝申し上げます。

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