先日1月11日に青森県弘前市で開催された「第30回どさんこ・みちのく聴覚障害教職員研修会」にお招きいただきました。そこで「聴覚障害児の思考を育むシコウカの取り組み」についてお話をさせていただきました。
この研修会は、聴覚障害教育の現場で必要とされる知識と実践方法を共有し、教育の専門性の向上を目的としたものです。
今回は、2020年度から全面実施となった新学習指導要領で必修化されたプログラミング教育についての知識を深めていきたいとのご依頼ををいただき、弊塾のプログラミングシコウ科で実施している内容を中心に、具体的な取り組みを紹介しました。
講演後は、参加者の皆さまがプログラミング教材を自由に体験できる時間を設けました。例えば、地震に強い建物の構造を考えるためのLEGO教材を使い、実際の地震シミュレーターにおいて複数の建物の耐震性を検討する作業を通じて、プログラミング的思考の一端に触れていただきました。この体験が、聴覚障害教育の現場につながる一助となれば幸いです。
研修会だけでなく懇親会でも、参加者の方々と情報交換ができたことは非常に有意義でした。また、「プログラミング的思考力と手話との関係性」や「プログラミングが苦手な子どもへの支援」など、多くのご質問やご感想をいただきました。
ちなみに会場は、「アソベの森いわき荘」という温泉宿でした。初めての津軽かかやま料理に舌鼓を打ったり、温泉に浸かったりと、最高にあずましい(津軽弁で「心地よい」)ひとときを楽しませていただきました。
今回このような貴重な機会をいただいた北海道・東北地区聴覚障害教職員懇談会の先生方に感謝申し上げます。また、研修会にご参加いただいた方々、ありがとうございました。