プログラミングワークショップ〜明晴学園にて〜

先日、日本で唯一のバイリンガル・バイカルチュラルろう教育を行う私立学校の明晴学園でプログラミングワークショップを実施しました。
もうすぐ卒業を迎える中学部3年生の生徒たちが今年度最後にプログラミングを体験してみたいとのことで今回、デフゲストとしてお招きいただきました。

まずは、プログラミングとは何かについての基本的な説明をした後、
エアコンや信号など、日常生活で使われているプログラミングや現実社会の問題解決にも応用できるプログラミング的思考などの話をさせていただきました。
そして、LEGOのWeDo2.0を使ってプログラミング体験へ。

中学生という年齢を考え、身近な物理現象で見られる摩擦を実感することができるプルロボット、日本の地震の多さに着目させることをねらいにした様々なマグニチュードを再現できる地震シュミレーターの製作を提案し、生徒たちはそれぞれ自分が希望するロボットの製作に取り掛かりました。

どの生徒も自主的で熱心に製作に取り組んでおり、質問や確認も積極的でした。
また、出来上がったプルロボットがどこまで重い物を引っ張ることができるか、教室にある物を載せながら実験したり、様々な構造の建物を地震シュミレーターで検証し、強い震度に耐えられる建物の構造を考察したりと、弊塾の根幹である三つのシコウ力(思考力・視考力・試行力)が深まったであろう場面も見られました。

最後に、プログラミングで大事なことは、ロボットを組み立てる技術ではなく、身の回りの様々な課題を解決するために必要なプログラミング的思考力を身につけることであり、
それは自分が叶えたいことの具現化につなげられること、数年後に就くであろうどんな職業にも求められる力であることを伝えました。

中学生を対象にしたワークショップは、初めてで、少し緊張しましたが、榧校長先生のサポートのおかげで、終始楽しんで活動させていただきました。
貴重な機会をいただきました明晴学園の皆さま、ありがとうございました!

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